『失われた時を求めて』フランスコミック版 感想2割(辛辣)余談8割
前回の記事が『失われた時を求めて』の作品から派生した内容だったので、一応この本を読んだ感想も書いておこうと思った。
前回の記事⇩
そもそもこの作品を知ったきっかけは、2024年1月頃に『serial experiments lain』というアニメの公式ガイド本「visual experiments lain」だったか「『lain』 安倍吉俊画集 オムニプレゼンス」という画集だったかどちらかを読んでいる時に、アニメ後半のとあるシーンについての解説の中にこの『失われた時を求めて』を意識したオマージュ的なシーンであるという内容を読んだ時に初めてこの作品を知った。
ステファヌ・ウエさんの描く絵が可愛いかった。
系図のキャラのビジュアルを上からズラズラっと見てると、最初は人間っぽい形態の神?なキャラしてるのに、そんな中、な、なんと近親交配?!って感じの関係があったりして、そのキャラや子孫のページを見ていくと、“神”という単語は見受けられず逆に“怪物”とかどこかネガティブ的な単語が出てくる。
そしてその近親交配の子孫の中にペガサスもいた!
なんとメデューサの子だって?!知らなかった!(◎_◎;)
え、マジで、そんな存在なの?!!
めっちゃ神聖な側のメルヘンファンファンファンタジーな象徴だと思ってたから…。
因みにユニコーンと混同してたかもと思いこれを機に調べて改めて違いを把握できた。
ユニコーンは多分無事かも(^_^;)
また近親交配になってる関係の場合2人のうちどちらかが元から怪物的なネガティブな素質を持ってるキャラっぽいのも凄い面白いと思った。
こうやってどんどん血がダークになっていったということだろうか…
ギリシャ神話とか今まで殆ど何も知らなくて、今回チラッと触れただけだけどめっちゃ面白いと感じた。
FFとかRPG系ゲームなどなどファンタジー好きならみんな知ってる名前が登場していてすんなり受け入れられそう。
前回の記事⇩
1.『失われた時を求めて』を知ったきっかけ
そもそもこの作品を知ったきっかけは、2024年1月頃に『serial experiments lain』というアニメの公式ガイド本「visual experiments lain」だったか「『lain』 安倍吉俊画集 オムニプレゼンス」という画集だったかどちらかを読んでいる時に、アニメ後半のとあるシーンについての解説の中にこの『失われた時を求めて』を意識したオマージュ的なシーンであるという内容を読んだ時に初めてこの作品を知った。
有名な文学作品だという事もそれまで筆者は全く何も知らなかった。
因みに「lain」はリアルタイムで放送していた頃に存在は知っていたが当時は深夜アニメをなかなかリアタイできる状況ではなく気になっていたもののアニメ自体は観れないまま安倍吉俊氏のイラストだけはとりあえず追い続けいつの間にか年月が経ってしまい完全にまともに視聴したのはつい去年頃という事で、謎多きアニメなので解説を求めて改めてアニメのガイド本も読んだ次第。
あ、それと『PSYCHO-PASS サイコパス』1期のラストにも『失われた時を求めて-スワン家のほうへ-』の本が登場していた。(コミックス版を読んで改めて知った)
そんな訳で自分の好きな作品で二回も登場してきたりタイトルのネーミングにもどこか惹かれるものがあったので調べるとコミックス版があると知り、丁度グラフィックノベルやバンド・デシネという海外の漫画世界にも凄く惹かれていたので購入してみた。
実際ここ数年はグラフィックノベルやバンド・デシネに物凄く惹かれている。
幼稚園児だった頃、人生で初めて漫画というものを目にしたのはコマ割りされたカラーの漫画になっているたむらしげるさんの絵本だった。
海外の漫画は、あの時に異常に惹かれたあの感覚と同じ無限のワクワク感に溢れている気がしている。
自分はやっぱこっちだ!これが原点だと心底感じたのだ。
小学生になってから一般的な漫画雑誌や単行本を読み始めたが日本のモノクロ漫画は、正直とっつきにくいな…とか感じてしまう何故か全く読む気になれない作品も実は多かった。
また商業的に求められる漫画を描く時も色々ルールのようなものがあって、コマ割りも大きさやコマ数、見せ場や惹きコマ、セリフの位置や量、主人公キャラの魅力度や主要キャラ人数、ストーリーの起承転結などなどいろんな制約を考えてると結構しんどくなってしまった。
海外の漫画も色々あるのかもしれないけど、筆者の印象ではもっと自由に描かれているように感じられた。
それに改めてモノクロよりやっぱカラーの方が個人的には絶対見応えあると思える。
これは筆者の偏った主観、趣向の話だが、漫画は絵と全体の雰囲気が全てだと思っている。
作品って、漫画だけでなく映画やドラマ、アニメ、ゲームなど結局観終わった後に心に残るものって自分の場合は大体ストーリーやキャラのエピソードだったりする。
だからやはりストーリーやキャラ作りはとても重要だと思うし実際そう云われているのは確かなのだけど、いかんせん自分はストーリーよりまず全体の絵の雰囲気が好みかどうかの一瞬でその作品が好きかどうかが決まってしまう。
なので、ストーリーが全く好みのジャンルでないのに絵が好みだからというだけで買って、文字をほぼ読んでないのでストーリーはあまり把握しておらずにただ画集のように絵を眺めるだけで収集した漫画も多かった。
逆に絵や雰囲気は好みじゃないがストーリーだけ気になって読んでしまうという作品はあまり購入までに至らず立ち読みするとか借りるなどが多かった。
音楽の好みもこれと似ていて、自分の場合歌詞はどうでも良くてメロディーだけで好みかどうかを無意識に判断してきたと思う。
できればバンド・デシネという存在をもっと早くに知りたかった。
前回の記事でも触れたが、2016年に初めてパリに行けた際に、芸術の都だから多分ものすごい漫画家さんがいたりするのでは?と期待していて、フランスの作家さんの漫画を探して街中を少し散策したのだが、ようやく本売り場を見つけたのが巨大な百貨店のようなお店の中の書籍売り場で、そこには日本の漫画のフランス語版になったものしか置いてなくてかなり失望した覚えがある。
沢山の漫画が売られていたが、バンド・デシネのような現地の芸術漫画は一つも見つけられなかったのだ。
事前に全く調べてなかった自分が悪いのだが。
…なんかまた脱線してしまったが…(汗)、とにかく、今後自分が漫画で表現したい具体的なビジュアル路線が決定的になって今はいろんなアイデアを勉強していて、今までの自分の中での絵の描き方や価値観を一旦全部リセットして、自分が本当に表現したかった絵や雰囲気を新しくインストールしているところ、という事で、新たに予測不可能なワクワクドキドキする魅力的な描きたいものを描きたいのだ!
そんなわけで、絵の参考としても今回『失われた時を求めて』フランスコミック版をセレクトしてはかなり勉強になった。
(感想始まるまでが長すぎる…どーでもいい自分語りの多さよ~_~;)
2.『失われた時を求めて』フランスコミック版感想
読んだのは、
キャラよりも背景やカラーの色彩などに感動した。
あのパリの街中の精細なゴシック建築の建物や風景をどんな小さなコマでもしっかり描き込まれているのがとにかく凄い。
人工物背景描くのがとにかく苦手な自分には凄く身に染みた。
話の中には実際に存在する絵画が登場するシーンもよくあって、その実際の絵画や人物画を忠実にナチュラルにカラー漫画に描いてるところも凄いと思った。
また当時の時代の服装やフランスの街中の様子や建物など忠実なカラー絵で知ることが出来て面白かった。
Googleマップと見比べながら読んだのでこれまで無知だったパリの街の知識が少し身についたかもしれない。
またフランスの歴史背景や貴族の人々の事についても少し知識を得られた気がする。
そして1ページ内にコマが20個くらいあるページもあったり、文字もびっしり多いページも結構あるので、さすが文字数が多くて長くて読みにくいとか噂されている作品だなと思いしった。
話の内容やキャラなどに関しては、筆者の超個人的な正直な感想としては、全く惹かれなかったしほぼ共感出来るものはなかった。
※以下めちゃくちゃ辛辣な感想を勝手気ままにほざいております。もし愛読者の方がおられましたら読み飛ばして下さいね(^^;;
主人公が自然の美に触発されて綴っている言葉など芸術的で詩的なとても繊細な感受性豊かな部分は共感出来る箇所もあったが、当時の貴族や富裕層の人々の文化や社交会、そういう人々との会話や交流のシーンが多めで、そういうのに全く興味がない上に自分の普段の日常からかけ離れすぎているからかあまりよく分からず筆者には退屈だった。
恋愛描写のシーンにも残念な事に殆ど共感できなかった。
むしろ主人公の思考にドン引きというかムカつくような部分もあったりした。
ヒロインキャラも同じくで共感出来るところがほぼ無いというか考え方や態度など理解できなかった。
また全体的に読むのにとても時間を取られてしまったのが、翻訳されているがかなり難しい言葉や表現が多く感じたのと、表現が回りくどく凄く長く複雑で何回か読んだり調べないと意味が分からなくて内容が頭に入ってこない文章が殆どに感じた。(筆者が頭悪いだけかも)
多分忠実に翻訳するとああなるのかな?って思うのと、19世紀末頃の時代だから言葉の表現も現代と少し違うのかもしれない。
また、難解な文章をラストまで頑張って読んだ末にオチが分からないようなスッキリした読後感が感じられなかったのは物語に起承転結みたいなものがあまり感じられず、作者のエッセイのような雰囲気の日常がダラダラと流れていくストーリー展開だったからかと思った。
現代の起承転結がバキッとされたある種型にハマった漫画やアニメ、ドラマ、映画などにしか触れてこなかった筆者にはこういう作品は未精製すぎてとても難しいと感じた。
唯一個人的に興味深かったのが、貴族系や富裕層系キャラが沢山登場し彼らがメインの社交会や晩餐会が毎日のように開催されているという日常が描かれていたりする中、彼らの話の中に登場してくる言葉に現代で云われるDSやカバールに繋がるグローバリスト、金融資本家などこの世の支配闇組織の事を連想させる名称が結構出てきた事。
例えば、富裕層の身分で王族や貴族と交友があって限られたメンバーしか参加できない閉鎖的な組織の会合・社交会などによく参加する白人のユダヤ人キャラとかって、アシュケナージユダヤと云われているあの人種の方々の事なのでは?とか想像してしまったり、友好的に描かれている貴族キャラもイエズス会に関係してるっぽい表記があったり、ある貴族キャラが豪華な邸宅をイスラエル金融家に買い取られたと愚痴っているシーンがあったり、そういうのが色々なんかリアルでこの時代の頃の組織の存在感を知れたのと、そして上流階級の人々だけしか知らない領域の話かもしれない、そんな階級の人々の生活や会話を少しでも知れて良かった。
とりあえず2巻まで読んだわけだけど、全部で7巻まであるらしいがこの先もしまたコミック版で続編が出ても読むかどうかと考えたら、う〜、読まないかもしれない。。。。。
解説でこの先の大まかな展開を見たが特に続きは気にならない。
それよりも自分には難しかったのとあまり興味が無い物語な感じだったから。
3.『失われた時を求めて』を読んで発見した事(余談)
読んでる最中、物語の内容よりも出てくる名称や比喩などに使われる作品や文化や歴史的イベントなど分からないものばかりで逐一解説を見たり調べたりに時間を取られてしまった。
その中で自分的に興味深い発見があった。
作品の中にけっこうな頻度でギリシャ神話の引用や比喩が出てきて、注釈の解説プラス自分でも調べたりしていた。
そこで初めて知ったのが、ペガサスってなんと怪物、モンスター系部類だったかもしれないという事。
偶々あるギリシャ神話上キャラのWikipediaページを見てた時に分かりやすい系図が載っていて(一部だと思う)、それを見てるとめっちゃ面白かった。
そこで初めて知ったのが、ペガサスってなんと怪物、モンスター系部類だったかもしれないという事。
偶々あるギリシャ神話上キャラのWikipediaページを見てた時に分かりやすい系図が載っていて(一部だと思う)、それを見てるとめっちゃ面白かった。
(WikipediaもDS側が制作したサイトなので情報が偏りがちという事らしいのであまり鵜呑みには出来ないかもしれないけど)
系図のキャラのビジュアルを上からズラズラっと見てると、最初は人間っぽい形態の神?なキャラしてるのに、そんな中、な、なんと近親交配?!って感じの関係があったりして、そのキャラや子孫のページを見ていくと、“神”という単語は見受けられず逆に“怪物”とかどこかネガティブ的な単語が出てくる。
その2人から生まれた子や孫はみんな怪物となったと公式にも書かれていて、近親交配から派生していく子孫達はみんな人間の形態からはかけ離れた動物的なビジュアルに変化しているように思えた。
系図の下の方に並んでいる名前は現在では怪物・妖怪・モンスターとして有名なキャラの名前がたくさん並んでいるという事にビックリ!
そしてその近親交配の子孫の中にペガサスもいた!
なんとメデューサの子だって?!知らなかった!(◎_◎;)
え、マジで、そんな存在なの?!!
めっちゃ神聖な側のメルヘンファンファンファンタジーな象徴だと思ってたから…。
因みにユニコーンと混同してたかもと思いこれを機に調べて改めて違いを把握できた。
ユニコーンは多分無事かも(^_^;)
また近親交配になってる関係の場合2人のうちどちらかが元から怪物的なネガティブな素質を持ってるキャラっぽいのも凄い面白いと思った。
こうやってどんどん血がダークになっていったということだろうか…
シンプルに近親交配悍ましいなと…
ギリシャ神話とか今まで殆ど何も知らなくて、今回チラッと触れただけだけどめっちゃ面白いと感じた。
FFとかRPG系ゲームなどなどファンタジー好きならみんな知ってる名前が登場していてすんなり受け入れられそう。
やはりアトランティス時代と関係あるのだろうか…?
また、これも最近知った超余談だが、恐竜という存在もレプティリアンの骨を隠蔽する為に人工的に創造された捏造生物かもしれないって話。
こういう情報を知れば知るほど実際の本来の地球の創成初期の頃にいた存在達のビジュアルがだんだんリアルにイメージ出来てくるし地球という惑星の歪さも凄く実感できる気がする。
色々な神話に登場する神々も現代人より強烈に人間的なキャラしてたりするし、人型じゃない存在も人間以上にかなり居たのかも。
そんな想像をしてるとやっぱ地球ってかなり監獄だなと思えてくる。
最後まで見てくださりどうもありがとうございました。
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また、これも最近知った超余談だが、恐竜という存在もレプティリアンの骨を隠蔽する為に人工的に創造された捏造生物かもしれないって話。
なにかのはずみで、レプタリアンの骨が発見されてしまったときに、
— 笹原 俊 (@shun_sasahara) March 3, 2025
それをごまかすために創られたのが、恐竜です。 pic.twitter.com/7eqE3XI9bo
こういう情報を知れば知るほど実際の本来の地球の創成初期の頃にいた存在達のビジュアルがだんだんリアルにイメージ出来てくるし地球という惑星の歪さも凄く実感できる気がする。
色々な神話に登場する神々も現代人より強烈に人間的なキャラしてたりするし、人型じゃない存在も人間以上にかなり居たのかも。
そんな想像をしてるとやっぱ地球ってかなり監獄だなと思えてくる。
最後まで見てくださりどうもありがとうございました。
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