『ファンタジックチルドレン』感想(⚠︎ネタバレあり)
『ファンタジックチルドレン』は、何年か前にスピリチュアルな発信動画を聞き流していた時に、このアニメはプレアデスとかスターシードとか輪廻転生とかそういう類を表現してるアニメだとか、そんな話を聞いて観てみたいなと思っていたアニメだった。
画像を見るとなんか見たことがあった。
昔学生の頃にアニメイトの店舗で、多分その時丁度放映していたのかアニメの宣伝用の紙のカードが無料配布で置かれていて、なんとなく持ち帰った事があったのだ。
あの頃は特に観てみたいとか全く思わなかったのだ。(多分絵柄のせいかな汗)
そして 最近ようやく公式YouTubeチャンネル(期間限定らしい)で全話視聴できました。
今回この感想を書こうと思ったのは、これも偶然なのか?、今日全く別のスピ動画を聞き流していた時に、このアニメで登場する地球への転生(といって良いのか?)状況と似たような体験を語られている人がこの現実におられるという事を知って、あのアニメがますます“ファンタジック”ではない、凄く現実的な事なのかもしれないという気がしてきたからだった。
⚠️ここからはネタバレを含みますので、どうぞご了承お願い致します。
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引用元:ファンタジックチルドレン なかむらたかし https://www.nippon-animation.co.jp/work/1843/ |
『ファンタジックチルドレン』と似てると感じた地球転生の話
その動画の方は、別の惑星で王様だった事を憶い出し、肉体はまだその惑星にあって魂だけが地球に転生して来ている状態という事を話されていた。
コチラの動画⇩
この部分を聞いた時、それって、ティナとか惑星ギリシアの科学者達と一緒じゃね?!というカンジでアニメを観たばっかだったおかげでイメージがすんなり出来ました。
まさか、そういう転生状態が実際あるんだ?!っていう衝撃と、今まで別惑星の話とか転生の話とかスターシードとか聞いた事があったけど、それまでは凄く個人的な妄想イメージの世界でしかなくて頼りなかったが、このアニメのおかげでイメージが物凄く捗るようになった。
このアニメも一応転生系に該当するが、近年流行りの異世界転生ものと少し違うのは、地球から異世界へというのではなくて、異世界(別惑星)から地球への転生という事と過去生のシーンが重点的に描かれていたり、現世で過去生の記憶を憶いだしていく様子が凄く感動的というかスピリチュアル的に感じた。
また、近年転生もの作品が流行るのも、地球がアセンションを始めているという近年の宇宙のタイミングと見事に合致していて納得という感じがしていた。
スピの情報や知識とか全く知らなくても、こういう転生系に惹かれるという事はアセンション組の魂という証拠なのだと思う。
ここからは、良かったところと、個人的にちょっと残念に思ったところをまた忖度なしで正直に述べていきたいと思います。
『ファンタジックチルドレン』良かったところ
先述したように筆者が個人的にアニメを観て一番良かったのは、過去生とか輪廻転生の仕組みの長い年月のサイクルを凄くコンパクトに俯瞰した状態で観る事が出来て物凄く魂的に理解できた感があって良かった。
特にヘルガの地球での輪廻の様子、過去生のシーンは何故か凄く感動して号泣だった。
毎回同じモチーフの絵や命懸けで関わる人物が、ヘルガ(ティナ)の魂としての人生の中で重要なキーワードになっていたのもめちゃスピリチュアル的だった。
ものすごく強い魂のサイン。
セラフィーヌやクリスティーナの為に亡くなってしまったあのキャラ達はまさか、ソ、ソ、ソランの魂の生まれ変わりだったのだろうか…?
個人的に以前過去生を占ってもらった時に感じた事が、このアニメを観て再確認できたような感じがした。
魂の癖というか個性というものが生まれ変わっても少し引き継がれているという事。
それは魂が無意識に過去生に引きずられているのかどうか分からないが、その状態だと現世でも過去と同じような過ち、人生シナリオになってしまう可能性があるという事。
最終話で、ヘルガを現世に連れ戻しに行ったトーマがセスになってヘルガに罪を打ち明けて自分はこのまま死んで償うと言ったシーン、あれはかなりやばい、過去生の強烈なエゴのシーンだと思った。
他は、セスのシーンがどれもやたら切ない描かれ方でその描写が美しい。
度々入るBGMも切なくて最高だったが、セスのシーンは特に細かく丁寧に長めに描かれている気がした。
作者が一番力を入れて表現したいと思ってる部分を中盤あたりになってやっと感じれた気がした。
『ファンタジックチルドレン』残念だったところ
このアニメが大大大好きな方も沢山おられるだろう中、筆者は敢えて勇気を振り絞って個人的な独断と偏見だらけの非常に勝手極まりない正直な感想をここに述べたいと思います。
このアニメを愛してる方には大変不快な内容になりますので、見たくない方は飛ばしていただけたら幸いです。
ご了承お願い致します。
えーと、どちらかというと、残念点の方が多い印象だった。
まず、とっかかりとして、非常に個人的な事として絵柄が好みじゃなくて最初の頃はなんというか無理矢理、勉強感覚で観ていた。
次に、ストーリー構成的に序盤は伏線オンパレードで、それぞれのキャラの断片シーンがつぎはぎのように差し込まれるので理解できないからあまり面白くなくて集中力が削がれるし、トーマ・ヘルガ・チット達のやりとりも全然面白く感じなくて、キャラ達に特別魅力も感じられず退屈だった。
中盤のヘルガの過去生が判明するシーン辺りまではあまり面白いと思えなかった。
そして実は非常に複雑な心境のセスにスポットライトを当てたストーリーだったという事を終盤で知って、いろんな意味で今までの既成概念を壊されたというか、衝撃だった。
次に、メルとパルザの切ない恋愛関係の設定。
2人で夜空を見上げて織姫と彦星の話をしてるシーンが中盤に登場したり、確か1話目の冒頭からパルザが離脱するシーンがあったり、ゲルタ博士が幼少期にルーゲン博士に何故か惹かれ始めるシーンが差し込まれていたり、一見とてもロマンチックなシナリオだが、そんな数々の謎のシーンの伏線を終盤で回収するが、ゲルタ博士(メル)の事を考えると切なすぎて、視聴者的にもなんか救われない。
ラストでゲルタ博士やトーマ、ベフォールの子供たちの10年後のハッピーエンドな様子も少しくらいは描いてほしかった。
個人的に一番えぇ?!これあかんやろ、と思ったところは、ソランの少年時代のシーン。
声がトーマの声優さんと同じだし、髪型などもトーマと似てるやん!
あれのおかげで筆者は終盤までまんまとトーマがソランだと思っていた。
むしろチットがセスかな?くらいに思っていた。
なので真実が判明した後の展開はなんか作者の意図に感情がついていけないというか、ああ敢えてこういうカルマ的なストーリーにしたのか、え〜、めっちゃ重…という風にしか観れなかった。
確かに序盤からヘルガはトーマに出会っても全く惹かれてる様子が描かれてなかったのでそういうカルマの出会いだったという事は暗示されていたのだろうけど。
しかし、このアニメを何の先入観も無しに空っぽの状態で観たら、だいたい一般的には、少年のトーマが主人公でヘルガがヒロインとして視聴者は観ていくと思うのだ。
なのに、ラストはトーマが描かれず、ヘルガがソランの生まれ変わりであろう男性と出会って、やっと出会えた♡的なシーンで終わりっていうところが、筆者は完全に心がついていけなかったよ…( ;∀;)
ギリシアで、ソランがティナに「俺は何があってもいつになっても絶対に必ず君に会いに行く」みたいな事を言って死別したあのシーン、あのセリフめちゃくちゃ良かったのに、あのキャラは主人公ではなく、このアニメ的にはサブキャラだったという事になる…。
セスのキャラの設定というか描かれ方が異常に人間的でドロドロしているのもリアルだしカルマ感キツくて、これが少年向けアニメだったとしたら人間ドラマ重すぎないか?とか思ってしまう。
最後まで見てくださりどうもありがとうございました。
ラストのシーンを思うと、主人公はあくまでもヘルガでトーマもサブキャラでしかなかったと考えるしか心の整理のつけようが無いと思える。
こんな風に感じてしまうのは、筆者の中にある、主人公のヒーローとヒロインには最終的に幸せな愛で結ばれて完結してほしい、全てはハッピーエンドの為のストーリーなのだから、みたいな勝手な固定観念があるせいなのだろう。
そんな自分の偏った観念を再発見できて良かったのかもしれない。
なんかもう一つ、よく理解出来てないところがある。
セスやソランは転生装置に入ってないのにどうやってうまく地球に転生出来たのか?
トーマが記憶を憶いだした発言の時にアギがサラッとなんか言ってたがよく分からなかった。
でも結局3人とも同じ時代に地球に生まれてきて再会できている、そこに魂の想いの強さを感じる。
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